2020.09.02
器の種類
洗えない

Miele Dishwashers Stories 和食器と食器洗い機のある暮らし

繊細で多様な和食器は、これまで食器洗い機が苦手とする分野だと思われてきました。
ミーレならいくつかの注意点をおさえれば
多くの和食器を美しくスムーズに洗い上げることができます。
食器洗い機で洗えるものや注意点、
ミーレ食器洗い機の洗浄力の秘密をご紹介いたします。

食器洗い機の魅力とは?

1 食器の種類が多くても楽チン

日本では海外の食卓に比べ、数多くの食器で食事を楽しみます。近年はワンプレートでの食事を楽しむ傾向もありますが、洗う手間を考えての選択であれば、その手間はミーレにお任せください。

2 大切な食器を長く愛用できます

食器が破損する大きな原因の一つは食器同士がぶつかることだとか。食器洗い機内部で食器が動くことはなく、大切な皿を丁寧に洗います。また絵付けの大敵である摩擦も防げます。

3 汚れ落ちは抜群です

洗浄水の温度は洗剤成分の活性化や油脂汚れの除去に欠かせない要素です。ミーレの食器洗い機は対象に合わせて適切な温度と水量で洗い上げます。
すみずみまで洗浄水を届け、洗い残しなく汚れをしっかり落とします。

4 手洗いよりも
エコロジーで経済的

食器洗い機は水をたくさん使い、電気代も高いと思われる方も多いですが、これは大きな誤りです。
ミーレの〈G6824SC〉のECOプログラムの場合、1回当たりの使用量は水量9.7L、電気代の目安は20.2円と高パフォーマンスです。

和食器も洗える? 食器洗い機で
洗えるもの・洗えないもの

和食器の洗浄は
ここにお気をつけください

Advice

その食器は磁器ですか?

日常的な〈やきもの〉は大きく陶器、磁器、炻器(せっき)に分類されます。食器洗い機で洗えるものは磁器が多いのですが、近年では陶器や炻器でも洗えるものが増えています。大切な器は作った陶芸家や食器メーカーに相談することをお勧めします。

陶器

ひび割れを防ぐためガラスの材料となる珪石や長石を混ぜた陶土を原材料とし、〈土もの〉とも言われます。窯内に酸素を十分に取り込む〈酸化焼成〉と、窯内の空気の流れを遮断して不完全燃焼の状態にする〈還元焼成〉のどちらでも焼くことができ、窯内の温度は800~1250℃程度。

主な生産地:萩焼、美濃焼、唐津焼、薩摩焼

磁器

石英や長石などの陶石を粉砕して粘土と混ぜて作られ〈石もの〉とも言われ、〈還元焼成〉で陶器よりも高温の1200~1400℃程度で焼かれます。地の色は白がほとんどで、絵付けや金彩が施されている絵皿やカップが多く見られます。釉薬をかけることによって滑らかなガラス質でコーティングされるため吸水性が低く、食器洗い機に向いています。

主な生産地:有田焼、九谷焼、清水焼

炻器(せっき)

陶器と磁器の中間の性質を持つ炻器は丈夫で耐水性があり、半磁器と呼ばれることも。釉掛けや絵付けを行わないことも多く、素地の風合いを活かした素朴で味のある表情が魅力的です。近年は食器洗い機に対応するものが増えています。

主な生産地:常滑焼、備前焼、信楽焼、益子焼、笠間焼

Advice

その磁器は色絵ですか?

色絵、赤絵とも言われる上絵付けに使用される和絵の具は、食器洗い機専用のアルカリ性洗剤に非常に浸食されやすいものです。
なかでも赤系や金の絵の具は特に繊細。これらは手洗いにおいても丁寧な扱いが求められます。

500回洗浄後にどうなる? 和食器をMieleの食器
洗い機で
洗ってみました

2020年4月現在、家庭用食器洗い機を使用した食器洗浄試験にはJIS規格などの公定試験法が存在していません。
そこで家電製品の性能検査や品質管理の試験を行う株式会社エフシージー総合研究所に依頼し、家庭用食器洗い機による磁器製食器の耐久性試験を行いました。試験条件は以下のとおりです。

  • ・使用機種:Miele G6824SC
  • ・洗浄モード :クイックパワーウォッシュ
    (所要時間約58分)
  • ・水量:11.5L 水温:65℃
  • ・洗浄回数:最大500回まで
  • ・洗剤 : Miele純正食器洗い機用タブレット洗剤
    (純正乾燥仕上剤を併用)

陶祖 李参平窯  
生掛け茶碗

手ろくろで形を作り、登り窯で焼成した伝統的手法による茶碗。表情になんら変化が見られません。

アリタポーセリンラボ
JAPAN SNOW 銘々皿 古伊万里草花紋

黒とプラチナの配色で伝統的な古伊万里草花紋の柄を表現したモダンな皿も、プラチナがそのままきれいに残っています。

大慶  
UTSUWA美 楕円深型

電子レンジやオーブンにも対応する特殊強化磁器の調理器兼食器。絵柄には変化が見られません。

伊万里陶芸
ブロンズ フラットミニプレート

せっかくの機会とあえて色絵の器を試験しました。風合いは若干変化したものの、500回の洗浄後も目立つ退色は見られませんでした。

※ 左が試験後、右が試験前。白いシールは変化を調べるために貼付しています。

ミーレ洗浄力の秘密
ドクター・ジナーの法則
で洗浄力を追求

1959年、洗濯用合成洗剤や食器用洗剤といった家庭用洗剤などを製造するドイツ・デュッセルドルフの化学消費財メーカー《ヘンケル》で洗剤部門の研究を行なっていたヘルベルト・ジナー博士が、洗剤に重要な4つの主要なパラメーターを定義しました。

私たちミーレは、時間、温度、湿度、機械力、洗剤力からなる<ドクター・ジナーの法則>をあらゆる洗浄面において重視し、高効率で持続可能な製品や洗剤の開発を行なっています。これら4要素は互いに影響しあい、高水準のパフォーマンスを確保するためにはそれぞれが補い合う必要があります。

1 温度

最適な温度は洗剤の成分活性化だけでなく、特に油脂汚れの除去を促進しますが、ガラスなどの熱に弱い食器や熱によって固まるたんぱく質などには注意が必要です。ミーレの食器洗い機は、鍋などの乾いてこびりついた汚れをもしっかり洗浄する強力なプログラム〈インテンシブ75℃/ポット&パン75℃ 〉をはじめ、熱に弱い食器や繊細なガラス製品向けの〈ジェントル〉、乳児用の哺乳瓶やまな板といった衛生面を重視する対象向けの〈高温洗浄・すすぎ〉など、幅広い温度帯の洗浄プログラムを用意します。

2 時間

時間が長いほどに洗浄性能は向上しますが、お急ぎの場合は他の要素を調整する必要があります。ミーレの食器洗い機は対象に合わせて最適な時間をコントロール。お急ぎでもしっかり洗える〈クイックパワーウォッシュ〉や頑固な汚れに最適な〈つけおき洗い〉など、多彩なプログラムやオプションを用意します。

3 洗剤力

洗剤は、食器の物性や油分・タンパク質などの汚れに合わせた適切な用量と濃度が重要。高濃度で過剰な洗浄力は環境や機械そのものに負荷を与えます。適切で最大の洗浄力を引き出すため、ミーレは機械の特性に合わせた〈純正タブレット洗剤〉を用意しています。

4 機械力

水圧と回転速度によって最小の水量で最高の洗浄力を発揮するのが3本のスプレーアーム。
ミーレの食器洗い機は他にもさまざまな機能を備えています。

FUNCTION

バスケット

鍋や食器をフレキシブルに収容できる自慢の大容量バスケットは、フロントオープンで食器をセットしやすいと評判。洗浄する食器のサイズに合わせて上段バスケットは3段階に調節が可能で、シリコンパッドがワイングラスの脚のような繊細なパーツもしっかり保持します。

カトラリートレイ

フォークやスプーン、ナイフだけに限らず、サービング用などのさまざまな形状のカトラリーや調理器具に合わせて、幅、深さ、高さが調節可能です。仕切りに沿ってカトラリーを収容することで洗い残しを防ぎ、水切れの良さも実現します。

節水

センサーウォッシュプログラムでは、最少使用水量6.0L(幅45cm)/6.5L(幅60cm)で理想的な洗い上がりを実現します。フィルターでしっかりろ過しながら水を循環し、3段スプレーアームで少ない水量でもすみずみまで洗浄。また庫内の食器量を検知し、最適な水量と電力量を自動調節します。

オートオープン乾燥

すすぎ時の余熱を利用した食器にやさしい乾燥を進化させ、プログラム終了後に自動でドアを開けてさらなる乾燥を促進させます。自然と冷まされた食器は食器への負荷も少なく、取り出しやすさが魅力です。またプログラム全体も時間短縮され、すすぎの温度も下がり、さらなる省エネを進めました。